卒業式袴レンタル
大切な学生生活を締めくくる卒業式に着用する「卒業式袴」。現代では袖が二尺丈になった着物に袴を合わせるスタイルが一般的です。柄も色味もシンプルなものから豪華なもの、可愛いものからスタイリッシュなものまで多種多様です。数ある商品の中から、ご自分に似合うコーディネートをお探しください。
着物の選び方
基本的には先生用卒業式袴のカテゴリーでフルセットでのレンタルをお勧めしておりますが、特にこだわりを持って着物と袴をご自身で選びたい方は、各着物と単品袴をレンタルされることも可能です。袴にあわせる着物の種類は、二尺袖、色留袖、訪問着、色無地のいずれかがよいでしょう。柄行きに決まりはありませんが、古典文様や花模様などの柔らかい雰囲気で選ぶと卒業式という場に相応しい装いとなります。着物の種類によって気をつけたいポイントがありますのでさらに詳しくみていきましょう。
- 1.色留袖
- 色留袖には、五つ紋・三つ紋・一つ紋とありますが、クラスを担任する先生という立場であれば、最も格の高い五つ紋は避けて、三つ紋か一つ紋がよいでしょう。淡い色調の色留袖なら格が高く式典に臨む先生として最高の礼装となります。
- 2.訪問着
- 未婚・既婚を問わず着用できる華やかな着物が訪問着です。袴と合わせる場合は、淡い色の地色で柔らかい柄行きの着物を選ぶと、卒業式に相応しいでしょう。
- 3.色無地
- 色留袖と同じく、五つ紋のついた色無地は格が高くなりますので、紋をつけるなら三つ紋か一つ紋がよいでしょう。紋がついてなくても着用できます。他の着物と同じく、淡く柔らかい色味が相応しいと思います。
- 4.振袖
- 振袖は未婚女性の第一礼装です。袖の長さに種類があり、成人式で着る振袖は90cm~110cm位で振袖または中振袖と呼ばれます。卒業生が袴とコーディネートするのであれば、とても華やかで素敵なのですが、主役ではない先生が着用すると華やかになりすぎてしまいますので避けましょう。多くの着物レンタル店で卒業式袴とセットされる着物は、袖の長さが75cm前後のもので、これを二尺袖(小振袖)と呼びます。この二尺袖であれば振袖と言っても派手になりすぎず、淡い色調に柔らかい柄行きを選べば上品に格調高くお召しいただけます。
袴の選び方
袴の色味は紺や黒、濃緑、エンジなど、濃い色調の落ち着いた色味であれば先生として相応しい装いになると思います。目を引くような華やかさでなければ、桜の花刺繍グラデーションが入った袴を着用してよいのではないでしょうか。
草履とブーツ、どっちを合わせる?
先生の場合は、草履を履きましょう。20代の先生でしたらブーツがオシャレに映るかもしれませんが、年齢に関係なく先生という立場であることから、正装である草履を履くのがお祝いの気持ちを表現するマナーになると思います。雨や雪が降る日であれば、会場まではブーツで移動し、会場に着いたら草履に履き替えることをお勧めします。
寒さ対策について
卒業式が行われる3月はまだまだ肌寒く、体育館や大きなホールなどの広い場所で行われるので、暖房が効いていても足元から冷えることが多いかと思います。袴はフレアスカートと同じで、風通しがよく寒い日には袴の中まで冷たい風が入ります。そんな寒さ対策には、スパッツが役立ちます。袴の長さは足首までありますが、歩くと裾が揺れて足袋から少し上まで見えることがありますので、脛の真ん中位までの長さに整えておきましょう。帯を巻くのでお腹周りは温かいのですが、袖は風通しがいいので腕が冷えます。温かい長袖肌着などを下に着るとその寒さを防ぐことができますが、注意したいポイントがあります。下着は襟の開きが広いものを選びましょう。首の後ろは衣紋を抜くので、下着が見えないように後ろの開き具合は特に注意が必要です。腕を上げた時にチラ見えしないように、袖の長さは肘下位までに整えておきましょう。
以上のように、先生という立場で卒業式袴を選ぶ際のポイントなどについてお伝えしてまいりました。卒業式袴を着ることでお祝いする気持ちを表現することができれば、それはとても素敵なことですよね。hataoriでは、先生向けの卒業式袴をご用意していますので参考にしていただければと思います。その他詳しいご質問にもお答えしますので、わからないことがありましたらどうぞお問い合わせください。素敵な卒業式を迎えられるようお手伝いいたします。